2013.05.30更新

 パワハラ(パワーハラスメント)とは、職場などで地位や職権などの権力差を背景として職務に関して行なわれる、嫌がらせ行為をいう。パワハラは、職務に関連した行為ではあるが、本来の職務の範疇を超えて、相手の人格と尊厳を傷つけ、就労環境を悪化させたり雇用不安を与える行為である。

 パワハラの典型的な例は、
*わざと達成が困難なノルマを与え、達成できないと叱責したり無能と決めつける

*言葉や態度の暴力(執拗に欠点ばかりをあげつらう、バカ・クズ等の人格否定の言葉で非難する、多くの人の前で非難する、等)

*人事評価や業績評価を客観的に行なわず、悪意(嫉妬)から昇進を妨害する

*飲み会への参加を強制したり、買い物・送迎等の私用を強要する

*「嫌ならやめてもいい」「代わりはいくらでもいる」「リストラするぞ」「明日から来なくていい」等と雇用不安を与える

*仕事を取り上げ何もさせない、別室に隔離する、監視や盗聴をする

*わざと適材適所の配置をしない、わざと本人の希望しない部署に配置転換する

*苦手な仕事をするか退職するかの二者択一を迫る

*執拗な自主退職勧告や退職強要をする

*机をたたく、物を投げる、殴る、蹴る、脅す

等とされており(以上は主としてWikipediaによる)、何だか書いているだけでも暗い気持ちになってくる。
(以下、次回へ)                    
  

投稿者: 柏木幹正法律事務所